読書

読書記録とか

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 小学生の頃から本を読むことが好きだった。中学生以降は、ほぼ毎日読書をしていた。しかし、その時どきで何を読んでいたのかは、よほど気に入った本しか覚えていない。感想はもちろん、タイトルのメモですら残しておかなかったからだ。

 そもそも私にとって読書は日常的な娯楽であるので、記録をしておこうという発想がなかった。社会人になってから気が向いたときだけ書いている日記にも、読んだ本のことは書いていなかった。

 しかし、ここ数年は記録を残さなかったことを少し後悔している。以前何かの本で読んだはずの内容を思い出せない、もう一度読みたいと思ってもどの本に書いてあったのか分からないと言うことが増えてきたからである。

 そこで、読んだ本のタイトルと、ちょっとした感想をノートに書くようにした。が、なかなか続かない。読書中にいちいちメモを取るのも煩わしいし、家の中だけで本を読んでいるわけではない。いつも同じノートが手元にあるわけでもない。小説とそれ以外の本とで、ノートを分けるかどうかでも迷う。雑誌で読んだ作品はどうしようか? そうこうしているうちに、つい面倒になって記録が途切れてしまうのだ。

 だが最近は、少しずつ記録を残すように心がけている。
 いつまで続くか分からないけれど。

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