読書読書感想文

結城光流「まじなう柱に忍び侘べ」

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以下ネタバレを含みます

成親・・・!

前巻であのような状態になった成親兄さん。
嘘であって欲しい、何かの策であって欲しいと思っていましたが、やはりあれは現実でした。

成親ロス、しばらく治まりそうにありません。

じいさまの成親兄ちゃんに対する「馬鹿者」が泣けます。

昌親兄ちゃんキレる!

昌親兄ちゃん怖え。温厚な人がキレるとこうなるんだ…と。それも間違ったことを言っていないのがまた安倍家の人間らしくて好ましいです。
自分が、兄弟が抱えている物を後から知ることの辛さが滲み出ていました。
昌浩だけに辛いことを負わせず、自分が封印をしたところが素敵でした。

播磨なども

播磨は、こっちも辛い状況です。
主を失って生きていなければならない辛さや苦悩。決してそこからの解放ばかりを目的として柱になるわけではないけれど、「そろそろ、許してくれないか」が重いセリフでした。

出雲はどうなっているのか、敏次の兄!?など、この先も気になります。

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